グアンチャーレとは。パンチェッタとの違いは?
グアンチャーレとは、豚のほっぺた(頬肉)を塩漬けにして熟成させた、イタリア伝統の生ハムのことです。
「パンチェッタ」や「ベーコン」とはどう違うの?
よく似た食材として、パンチェッタやベーコンがありますね。
- ベーコン:豚バラ肉を塩漬けにして燻製したもの。スモーキーな香りが特徴です。
- パンチェッタ:豚バラ肉を塩漬けにして熟成させたもの。燻製はしていません。
- グアンチャーレ:豚の頬肉を塩漬けにして熟成させたもの。頬肉ならではの上品な脂が最大の違いです。
ベーコンやパンチェッタとは違い、グアンチャーレの脂は口の中でとろけるような滑らかさがあります。火を通すと、濃厚な旨みがじゅわ~っと溶け出し、料理全体に深いコクを与えてくれます。
実店舗での購入
ちょっと特別なスーパーマーケット
グアンチャーレは、残念ながら日本の一般的なスーパーではあまり見かけません。でも、探せば見つかる場所はいくつかあります。
少し高級な食材を扱っているスーパーマーケットだと、見つかる可能性が高くなります。成城石井や明治屋、大きなデパートの食品フロアなどを探してみるといいでしょう。
以下は成城石井で買ったという投稿ですが、2024年11月の情報で古いので、現在も売っているかどうかの確証はありません。
カルディなどの輸入食品のお店
輸入食品を専門に扱っているお店も狙い目です。カルディコーヒーファームや、個人のイタリア食材店では取り扱っていることがあります。お近くにお店がある場合は、立ち寄ってみると意外な発見があるかもしれません。
業務スーパーの豚トロブロックで自家製という手も
グアンチャーレの入手が難しいことにより、自家製グアンチャーレを作る人も多いみたいです。
自家製グアンチャーレを作るためのブロックの豚トロは業務スーパーで手に入れられるようです。
以下は業務スーパーで買ったという投稿ですが、2022年12月の情報で古いので、現在も売っているかどうかの確証はありません。
ずっと探してた
ありがとう業務スーパー
豚バラも買ったし家帰ったらパンチェッタとグアンチャーレ仕込みや pic.twitter.com/BTZSOxro6n— こう☆ (@thx_uooo) December 7, 2022
オンラインでの購入
Amazon、楽天市場
お店で見つからない場合は、ネット通販が確実です。
Amazonや楽天市場には、多くの種類のグアンチャーレが出品されています。価格帯やブランドを比較しやすいのがメリットです。価格は100gあたり約700円〜1500円程度(送料別)です。
Yahoo!ショッピング
Yahoo!ショッピングでもAmazonや楽天市場と同様に、多くのショップがグアンチャーレを販売しています。PayPayポイントなどの独自キャンペーンも魅力です。価格は100gあたり約750円〜1,300円程度(送料別)です。
イタリア食材の専門サイト
本場の味にこだわりたいなら、イタリア食材を専門に扱っているECサイトをチェックしてみるのが一番です。品揃えが豊富で、高品質なグアンチャーレを見つけやすいのが特徴です。
買う前に知っておきたいこと
賞味期限はどれくらい?正しい保存方法
真空パックされた状態であれば、数ヶ月〜1年程度日持ちします。開封後は、表面を乾燥させないようにラップでしっかり包み、冷蔵庫で保管してください。なるべく早く使い切るのが風味を保つポイントです。
美味しいグアンチャーレの選び方
脂身と赤身のバランスが良く、脂身が白く艶やかなものがおすすめです。また、熟成期間が長いものほど旨みが凝縮されている傾向にあります。
生で食べても大丈夫?
グアンチャーレは生ハムの一種なので、基本的に生で食べても大丈夫です。薄切りにして前菜として楽しむのも美味しいですよ。ただし、加熱して脂を溶かすことで本来の旨みが引き出されるので、カルボナーラなどには加熱して使うのがおすすめです。