日本郵便が提供している「レターパックライト」は、A4サイズ・厚さ3cm・重さ4㎏以内の荷物を手軽に発送できる、定形外郵便専用製品の1つです。
一般的な定形外発送で荷物を送るよりも送料が安価で済む上に、使い方も簡単なので、利用したいと思われている方々も多いでしょう。
そんな便利でお得なレターパックライトですが、
- 「郵便局でどうやって買うの?」
- 「コンビニや通販でも買える?」
- 「送れるものは何?送れないものは何?」
など、疑問や不安を抱いている方も多いのではないでしょうか。
そこで今回はレターパックライトに関して、購入方法と送れるもの・送れないもの、利用方法まで幅広く解説します。
レターパックライトが買える場所
レターパックライトは、全国の郵便局の他にコンビニなどでも購入できます。
それぞれの場所での具体的な買い方について、下記にてご説明します。
郵便局ではどうやって買うの?
レターパックライトは、郵便局の郵便受付窓口で販売されています。
窓口で購入したいと担当者に告げると、1部から購入することができます。
レターパックは「レターパックライト」の他に「レターパックプラス」という製品もあります。
レターパックライトは、印字されている文字や線が青く、1部370円(※)です。
文字や線の色が赤色で、1部の価格が520円(※)のものは「レターパックプラス」です。
レターパックライトを買う際は、レターパックプラスと間違えないように「レターパックのライト」「青いレターパック」「値段が安い方のレターパック」と担当者に伝えましょう。
(※税込価格。2023年12月時点)
郵便局の窓口で「レターパックライトの封筒1枚ください」と言うつもりが何故か「トワイライトエクスプレスの…」と言いかけて受付の方の頭上に?を5個くらい浮かべさせたのは私です
— よく眠りたまに色々考える主婦 甘木サカヱ (@toppinpararin) March 1, 2021
郵便局の通販サイトでも買える?
レターパックライトは、郵便局を運営している日本郵政の公式通販サイト「郵便局のネットショップ」でも購入できます。
公式通販サイトでは、20部のセットで販売されています。
レターパックライト10部をわざわざ郵便局まで赴いて買ったけど、オンラインショップで20部買うのも全然ありやな
— うめにゃん is 半熟ゾンビ17歳 (@PlumTheGoodman) December 3, 2020
複数の住所への荷物発送で使用したい場合は、セットで買える通販サイトを使うと在庫切れの心配が無いのでおすすめです。
コンビニでも買える?
レターパックライトは、下記のコンビニでもレジで取り扱われています。
・セブンイレブン
・ファミリーマート
・ローソン
・ミニストップ
・ポプラ
ただし、上記のコンビニでも全ての店舗でレターパックライトを取り扱っていません。
レターパックライトは、切手・郵便はがきを取り扱っている店舗で販売されています。
自宅や職場の最寄りにあるコンビニが対応店であるかを、事前に調べてから買いに行くようにしましょう。
総合通販サイト(Amazon・楽天市場など)では買える?
レターパックライトは、Amazonや楽天市場などの総合通販サイトでも取り扱われています。
総合通販サイトでも、20部入りのセットで販売されています。
Amazonや楽天市場ではポイントを使って購入できるので、公式通販サイトよりもお得に製品が買えます。
Amazon見てたらレターパックライト(370円)の10枚組が4500円で、しかもベストセラー1位とかになっていて驚いた。ローソンでも郵便局でも売っているのに、そんなに外出できないのか、それともこれくらいの差額は気にならないお金持ちなのか。
— HAMADA Hiroyuki (@h2hamada) June 13, 2020
レターパックライトで送れるものは?
お手頃価格で定形外郵便が送れる「レターパックライト」ですが、どのような物を送ることができるのでしょうか。
レターパックライトでは、下記の物を送る事ができます。
書類
レターパックライトは、紙の書類を送付する為に最も良く利用されています。
手紙や資料の他に、パンフレット・カタログ・チラシ・案内状を送るのにも適しています。
衣類
レターパックライトは、衣類の郵送にも良く使われています。
靴下や下着・シャツ・子供服・スカート・ハンカチ・タオルやトートバッグなどを、3cmまでの厚さになるように畳んでから、中に入れて送ります。
雑誌・本
レターパックライトは、厚さ3cmまでの雑誌や本も送れます。
文庫本や漫画本、小冊子・月刊誌や週刊誌などの他に、新聞も中に入れて送れます。
ハンドメイド雑貨
レターパックライトでは、ハンドメイドで作った雑貨も送れます。
厚紙に製品を固定しておけば郵送中に傷が付かず、取り出しもしやすいのでおすすめです。
チケット券・カタログギフト
レターパックライトは、チケット券やカタログギフトの郵送にも適しています。
チケット券を贈る際も、郵送中の損傷を防ぐために厚紙で固定しておきましょう。
レターパックで送れない物は?
書類から衣類・雑誌・本・ハンドメイドやチケット券まで、幅広い物を郵送できるレターパックライトですが、逆に送ることが出来ない物も幾つかあります。
下記は、レターパックライト(【※】付きはレターパックプラスも含みます)で送れない物の一覧です。
A4サイズ/厚さ3cm/重さ4kgを超えるもの
レターパックライトは、A4サイズまでの大きさで厚さは3cmまで、重さ4㎏までの荷物が送れます。
それ以上の大きさや重量がある物は、レターパックライトでは送れません。
レターパックプラスを使うか、通常の定形外発送を利用しましょう。
(※レターパックプラスは、A4サイズまでの大きさで4㎏までの重量の物なら、厚さに制限がありません。)
貴重品【※】
レターパックライトでは、貴重品に分類される下記の品は送れません。
・現金
・小切手
・銀行の通帳
・キャッシュカード
・年金手帳
・クレジットカード/デビットカード
・健康保険証
・運転免許証
・学生証
・マイナンバーカード
・障害手帳 など
貴金属・高額品【※】
レターパックライトは、貴金属や高額品に分類される下記の物も送れません。
・宝石類
・ハイブランドの小物/バッグ
・純金アクセサリー
・プラチナアクセサリー
・純銀アクセサリー
・真珠のアクセサリー など
毒物・劇物・爆発物【※】
レターパックライトでは、人体や社会に悪影響を及ぼす恐れがある物も送る事ができません。
下記の物は、毒物・劇物・爆発物に分類されます。
・医薬品(※医師免許・薬剤師免許・登録販売者の資格保持者は除く)
・殺虫スプレー/ヘアケア用スプレーなどのスプレー製品
・酒類
・アルコール成分が入った化粧品
・消毒液
・乾電池
・花火 など
ガラス・陶磁器・精密機器などの「こわれもの」【※】
レターパックライトでは、郵送中に故障や破損の危険性が高い「こわれもの」も送ることができません。
下記の物は「こわれもの」に分類されます。
・食器
・瓶入りの香水/化粧品
・時計(腕時計を含む)
・USBメモリー/SDカード
・タブレット端末/小型パソコン
・電子辞書
・電子書籍リーダー
・スマートフォン など
生鮮品・食料品などの「なまもの」【※】
レターパックライトでは、生鮮品や食料品などの「なまもの」も送れません。
焼き菓子や長期保存ができる食べ物も送れませんので、ご注意下さい。
食べ物を送りたい場合は「ゆうパック」を利用しましょう。
刃物類【※】
レターパックライトでは、人体や社会に影響を及ぼす刃物類も送れません。
包丁やナイフの他に、ハサミや工具なども送れません。
こちらも送りたい場合は「ゆうパック」を利用しましょう。
レターパックライトを使った荷物の送り方
レターパックライトの購入できる場所と送れる物が確認できましたので、早速レターパックライトを使って、荷物を送ってみましょう。
(1)レターパックに送りたい物を入れる
(2)封を閉める
(3)ボールペンなどの筆記用具を使って宛先を書く
(4)追跡番号シールを剥がす(※宛先に到着するまで保管)
(5)送付する
レターパックライトは上記の順番に沿って使用しますが、送付に関して、具体的にどのように対処すれば良いのでしょうか。
レターパックライトの送付準備が整ったら、下記に挙げている2通りの方法で荷物を送りましょう。
郵便局の窓口に持っていく
レターパックライトは全国各地にある郵便局の郵便用窓口に持っていくと、郵便局が荷物を預かって宛先に配送してくれます。
窓口で郵送料金は請求されません。荷物を入れたレターパックライトを、窓口で担当者に渡せば送付完了です。
郵便ポストに投函する
レターパックライトは、日本全国の至る場所にある郵便ポストに直接投函できます。
定形外発送の口(幅が広い方の口)からレターパックライトをポストの中に入れておくと、郵便局の担当者が集荷をして宛先に配送してくれます。
レターパックライトに関するQ&A
レターパックライトは追跡可能?
レターパックライトには、剥がして保管できる追跡番号シールが付いています。
日本郵政が提供しているWEBの追跡サービスを使えば、レターパックライトで送付した荷物の配送状況が、お手持ちのスマートフォンやパソコンから確認できます。
レターパックライトは何処でも送料は一律?
レターパックライトの郵送料金は、日本全国で一律です。
送付先が日本国内であれば、北海道や沖縄県などの離島でも追加料金無く利用できます。
レターパックライトは海外にも送れる?
レターパックライトはDHLの国際エクスプレスサービスを利用することで、世界220以上の国・地域にも発送することができます。
レターパックライトを使って海外に発送出来るものは、紙の書類のみです。
海外への発送に関する詳細は、DHLの案内ページをご確認下さい。
まとめ
レターパックライトは、全国の郵便局、または切手・郵便はがきを扱っているコンビニ、もしくは通信販売で購入できます。
書類のほかに衣類・本・雑誌・ギフト券も郵送できますが、医薬品や刃物・精密機器・食料品などは郵送できません。
日本国内の何処に送っても追加料金無く、郵便局の窓口かポストに投函するだけで荷物を相手に送れます。
追跡機能も付いているので、相手に届くまで配送状況を確認しながら荷物を送れる点も魅力です。更に専用のサービスを利用すれば、海外にも荷物を発送できます。
是非とも、便利でお得なレターパックライトを活用してみて下さいね。